現実と非現実が統合されるアプリ

ARアプリとは、AR技術を導入したスマートフォンやタブレット用のアプリのことです。
ARとは拡張現実を指し、現実に対して非現実を取り入れ、重ね合わせることによって、ユーザーに新しい体験をもたらせる技術となっています。
ARアプリでは、現実の状況をスマートフォンやタブレットの機能によって確認し、アプリ内で生み出した非現実と組み合わせる仕組みのものが主流です。
現実の確認方法として、最もよく用いられているのが位置情報や画像情報でしょう。
ユーザーがどこにいるかに基づいて、アプリの動作が変わるのが典型的といえます。
ゲームアプリでは、位置によって異なるイベントが発生するように設計されたものが有名です。
また、カメラに映している映像を解析し、アプリが動く仕組みになっているARアプリも増えてきています。
ARアプリは、現実と非現実を統合し、どちらか一方だけでは提供できないサービスや情報を、ユーザーに手にしてもらったり、体験してもらったりするのを目的として開発されています。
目の前に商品を設置したらどうなるか、自分に使ったらどんな変化が起こるかなどの情報を、ARアプリ上で体験できるようにしているのが典型的です。
これにより、ユーザーはアプリ上で魅力がある商品かどうかを判断しやすくなり、通販で納得して注文してもらえるようになります。
このような体験型のARアプリ開発が重視されていますが、AR技術の応用範囲が広がると、アプリも多様化していくと考えられるでしょう。